十二運星

四柱推命 十二運星(じゅうにうんせい)の「生き方」「才能を発揮できる環境」について

十二運星では、「性格」「働き方」「才能」「エネルギー」「生き方」などを読んでいきます。通変星の補助、または抑制をしている場合もあるので、総合的に命式を判断するのにも重要な星です。

十二運星は特に「月柱」を重要視します。

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今回は、水色で囲った枠の「十二運星」について解説したいと思います。

十二運星が表しているもの

十二運星はその名の通り、全部で12種類です。

人の一生を表しているだけで、長生があるから長生きをするとか、病があるから病気になるとか、死だから早く死ぬとかそういうことではありません。

胎(たい)お腹の中の赤ちゃん
養(よう)赤ちゃん
長生(ちょうせい)小学生の頃
沐浴(もくよく)思春期
冠帯(かんたい)成人
建禄(けんろく)青年
帝旺(ていおう)熟年期
衰(すい)老人
病(びょう)病人
死(し)死人
墓(ぼ)入墓
絶(ぜつ)

どうぶつ占いと十二運星

2000年頃に流行った「どうぶつ占い」は十二運星が元になっています。
日柱の十二運星で占うのが「どうぶつ占い」です。

胎(たい)オオカミ
養(よう)コジカ
長生(ちょうせい)サル
沐浴(もくよく)チーター
冠帯(かんたい)黒ヒョウ
建禄(けんろく)ライオン
帝旺(ていおう)トラ
衰(すい)タヌキ
病(びょう)コアラ
死(し)ゾウ
墓(ぼ)ヒツジ
絶(ぜつ)ペガサス

十二運星ごとの生き方

持っている十二運星により、どんな生き方を望んでいるのかを読んでいきます。
十二運星は月柱を重要視しますので、月柱(真ん中)の十二運星の生き方を意識すると良いでしょう。

胎(たい)新規開拓
養(よう)年上に頼る
長生(ちょうせい)学び信頼を得る
沐浴(もくよく)自由に生きる
冠帯(かんたい)チャレンジ
建禄(けんろく)堅実
帝旺(ていおう)乗り越える
衰(すい)知識経験を使う
病(びょう)ロマンチック
死(し)精神性
墓(ぼ)探究
絶(ぜつ)活動的

才能を発揮できる環境

持っている十二運星ごとに、その才能を発揮できる環境をご紹介します。

胎(たい)変化がある環境
養(よう)頼れる人がいる環境
長生(ちょうせい)信用・信頼が大切な環境
沐浴(もくよく)枠にはまらない環境
冠帯(かんたい)チャレンジできる環境
建禄(けんろく)経験を積み重ねる環境
帝旺(ていおう)自分で決められる環境
衰(すい)年配者との関わり、知識や経験が活用できる環境
病(びょう)創造性を発揮できる環境
死(し)精神的に高められる環境
墓(ぼ)探求できる環境
絶(ぜつ)枠のないクリエイティブな環境

エネルギー数値と生き方

十二運星にはそれぞれエネルギー数値があり、命式にある3つの十二運星のエネルギー数値を合計した数によりエネルギー位置を読んでいきます。それにより星を活用しやすい世界がわかります。

胎(たい)
養(よう)
長生(ちょうせい)
沐浴(もくよく)
冠帯(かんたい)10
建禄(けんろく)11
帝旺(ていおう)12
衰(すい)
病(びょう)
死(し)
墓(ぼ)
絶(ぜつ)

エネルギー数値の合計数は3~36です。

3に近い人は「精神性」を求めることで才能を発揮し、36に近い人は「現実的な数値」などを求めることで才能を発揮する傾向にあると読むことができます

この数値は、多いから良い、少ないから悪いという発想ではなく、現実的な世界を追い求める方がいいのか、芸術や学問、クリエイティビティな精神的な世界で没頭する方が向いているのかを読みます。

まとめ

十二運星から自分の持っている才能や能力を認識して、当てはまるな〜と思う部分がれば才能を発揮しやすい環境で、自分らしい生き方を手に入れていきましょう。

「自分らしい」とは人と違うことをする、ということではなく、「楽しいこと」「好きなこと」がわかっていてそれを表現するということだと思っています。

「悩みがあって苦しい状態」って今じゃ普通のような感じになっていますが、これって本当は異常だと思います。自分を知って、それを受け止め、自分らしく振舞うことは決して「ワガママ」なこととは違います。

四柱推命を活用して、好きなことで生きていける人が増えることを願っています。