先日、メルマガ読者さんからこんな質問をいただきました。
自分の星を知りたいです。
色んな四柱推命で占いますが、微妙に違うのはなぜでしょうか?
どれを信じたら良いのかわかりません。
宜しくおねがい致します
確かに、流派によって出てくる星が違う人いますよね。
私も、流派で全然違う命式になるタイプです。
星の違いと流派の違い
ベースとなる、年・月・日の「干支(かんし)」は同じ暦を使っているのでどの流派でも一緒なのですが、算出される「蔵干通変星」に違いが出ることが多いです。
それは、流派によって蔵干通変星を算出する際に利用する「蔵干表」が違うから。
では、何故違うと思いますか?それは…
それがしっくりくるから。
なんですよね。その流派ではそれが一番いい。
宗教も様々だし、仏教だって宗派は様々です。
どれを信じたらいいの?というより、それが好きだから選びませんか?
時代とともに進化する
時代が変わることで、文化も学問も進化してきた訳でそれとともに占いも進化しています。決して、昔の占いが退化し必要なくなったのではありません。
時代が変わることによって生まれる「矛盾」を統合してさらに一段高い視点で新しいものを生み出しているのです。
古いものを切り捨てて全く新しいものにしているのではなく、統合して新しいものを生み出すことを「弁証法」(アウフヘーベン)と言います。
何かを信じようとすると、信じられないものを生み出すので
信じるものVS信じないもの
の対立(否定)ができてしまいますね。
対立構造ができてしまうと、そこで「会話終了」です。
喧嘩ってそうじゃないですか。
私の方があってる!
いや、俺だ!
そんなの何も生み出さないですよね?
ま、そうやってアウフヘーベンされて新しい概念が生まれているんですね。
(占いだけじゃなくて色んなものが)
信じるのではなく、使うもの
だから、占いも信じるのではなく「使う」ために利用していこうよ、と私は思っています。
どれを使うかは、
・ピンときたもの
・使いやすいもの
・比較的新しくて普及しているもの
を選択すると良いと思います。
正解が存在するのなら、流派もひとつのはずです。でも、そうじゃないのは、視点が変われば結果も違って見えるから。
自分では見えなかった「何か」に気付けるのも占いのいいところ。
視点を多く持つためのツールとして考えていただければと思います。
