四柱推命「乙（きのと）」とは？性格・適職・恋愛傾向・相性について

この記事では、四柱推命の十干【乙（きのと）】の解説をします。命式の「日柱の干支」に「乙」がある人の性格・適職・恋愛傾向・相性をご紹介いたします。

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この記事は、黄色枠の「日柱の干支」に【乙】がある方向けの記事です。

乙（きのと）とは？

四柱推命は「干支暦（かんしれき）」と呼ばれる暦（古暦）を元に命式を算出しています。干支（かんし）は10個の天干（十干）と12個の地支（十二支）で構成されていて、十干のひとつが今回紹介する「乙（きのと）」です。

乙は陰陽五行では「木」の「陰」で自然界で表すと「花」です。

乙の性格

乙のキーワード：可憐・柔軟・協調性・世渡り上手

内に秘めた強さ

「花」を表す乙は、外から見ると繊細で可憐ですが、その根は深く、困難な状況でもすぐに立ち直り、新しいスタートを切ることができます。この根の深さが乙の内に秘める強さの源です。

礼儀正しく、協調性がある

乙は誰とでも礼儀正しく優しく接することができるため、常に周囲から好かれる存在です。特にリーダーや上司からは、その甘え上手な態度で好印象を持たれ、支援を得やすいでしょう。

心の内に秘める情熱と意志

外向きには柔らかく調和を重んじる乙でも、内面では譲れない信念を持っており、それが時に周りを驚かせることも。いざという時にはその強い意志で目標を達成することができます。

穏やかな生き方と自己主張

乙は衝突を避け、穏やかに事を進めることを好む一方で、控えめながらもしっかりとした好き嫌いがあります。反対意見があっても表面上は平和を保ちながら、内心では自分の立場をしっかり持っているのが乙の特徴です。

乙の人の適職

裏方で強みを発揮

乙はリーダーシップを取るよりも、サポートすることでその才能を発揮します。表舞台よりも影で支える役割が合っていて、事務職やアシスタント、アドバイザーなどオススメです。乙の組織的サポート能力と注意深さが最大限に活かされるでしょう。

安定と協調性のある職場

乙は安定した環境と協調性がキーになります。心地よく、チームワークを尊重する職場では、乙の柔軟性と人当たりの良さが光るでしょう。周りと協力しながら働くことで、職場における重要な存在となるでしょう。

自宅での仕事

自宅で自分のペースで作業を進められ、創造性を発揮する仕事も向いています。心の安らぎを持って仕事をすることができます。

営業職での活躍

乙は人当たりが良く、人を見極める能力があるため、意外と営業職でも成功を収めることがあります。特に、顧客とじっくりと関係を築くタイプの営業が向いています。売上重視のスタイルよりも、信頼関係を大事にする営業スタイルが合っているでしょう。

乙の人の恋愛傾向

愛されキャラ

乙は慎ましく、常に相手を思いやる性格から、多くの人に「守ってあげたい」と感じさせます。そのため、典型的な愛されキャラクターとして人気があります。

穏やかな関係

乙は刺激よりも安心を求めるため、落ち着いた関係を好みます。信頼できる友人や職場の知り合いとの自然な出会いから恋愛へと発展することが多い傾向にあります。

深い結びつきを重視

乙は一人の人と時間をかけてじっくり関係を築くことを重視します。表面的な恋愛よりも、地に足の着いた交際をします。不誠実な関係は避ける傾向にあります。

相手に求めるもの

乙は安定感と真面目さを大切にします。浮気や不誠実な行動はもってのほか！結婚を視野に入れた真面目な交際を求めています。信頼できる深いつながりが必要不可欠です。また、乙の気持ちを理解し、優しく接してくれる人が理想的です。

理想の関係

乙にとって、安心して心を開ける関係性が重要です。また、相手の外見や表面的な魅力よりも、内面や価値観を重要視します。真面目で誠実にお付き合いできる関係が理想的です。

乙と他の十干との相性

乙と甲の相性

甲の人は、どっしりしていて頼りがいのある「幹」のような存在です。一方、乙の人は、柔軟で依存心が強い傾向。乙の依存心が強くなりすぎると、甲の人は世話を焼くことに多くの時間や労力を割かれ、疲弊してしまうことがあります。

乙の人が自立心を持って、甲の人に過度に依存しないことが、関係を良好に保つために重要です。乙の人が甲の人をしっかりと支えてあげることで、甲の人も負担が軽減され、より良い関係になるでしょう。

乙と乙の相性

乙同士は同じ性質を持つため、深く理解し合うことができます。草原で共存する花や草のように美しい協調を生み出す一方で、ライバル心が生まれることもあります。似てはいるけれど、全く同じではないお互いの個性を尊重し合うことでより良い関係を築くことができます。役割を分担し、個性を活かすことで、より豊かな協力関係が生まれるでしょう。

乙と丙の相性

「太陽」の丙はその明るさとエネルギーで「花」の乙を支え、助けて成長させることができます。けれど、丙が近すぎると、その強すぎる太陽のような日差しは草花を枯れさせてしまいます。太陽が草花を優しく照らすように、乙の優しさやデリケートな性格を丙が理解し、適切に対応することが重要です。

乙と丁の相性

「花」の乙と「灯火」の丁は、乙が丁をサポートする関係性です。灯火が燃える燃料としての花ですね。ただ、乙が丁に尽くしすぎると、火の勢いが強まりすぎて乙は瞬く間に燃え尽きてしまうことも。そのため、丁との関係では、適度な距離を保つこと重要です。お互いに独立した関係を保ちつつ、乙は丁へ必要なサポートを提供すると良いでしょう。

乙と戊の相性

「花」である乙とそれを育てる「山」の戊は、お互いに支え合い、頼り合うことで強い絆を築く関係性です。けれど、依存度のバランスに注意が必要です。乙が戊を頼るのは自然なことで、戊もそれを喜んで受け止めます。でも、乙が頼りすぎると、戊も愛想を尽かしてしまいます。乙が、自立をすることで、戊からのありがたいサポートを受け続け、さらに成長することができるでしょう。

乙と己の相性

「花」の乙と栄養豊富な「土壌」である己は、お互いに必要な養分を提供し合う関係です。ただし、相手の存在とサポートを当たり前と思わず、それを認め合うことはとても重要です。栄養はお互いの感謝によってより愛情深いものになるでしょう。

乙と庚の相性

自然界の「草花」である乙とそれを整える「剪定ばさみ」の庚。庚の行動力とアドバイスは、乙の成長にとって大きな支えとなります。庚によるサポートによって、乙は成長し、自分の可能性を伸ばすことができます。けれど、庚の力が強すぎると乙はバッサリ切られてしまうので適度な距離感が大切です。

乙と辛の相性

「草花」の乙と「宝石」の辛は、異世界の関係性。依存せず、お互いの個性を活かしあう二人。辛の鋭い言葉が乙を傷つけることがあります。乙も、不快感を感じたときは辛に伝えることが重要です。乙が辛のリーダーシップを尊重し、辛が乙の繊細さを認識することで、衝突を避けて、支え合う関係が築けるでしょう。

乙と壬の相性

花の「乙」が「川や湖」の壬の水に守られているような関係性です。壬は広い包容力で乙を支え、乙はその安心感の中で自由に成長することができます。けれど、甘えが過ぎると依存関係になりがちです。乙が自立心を持つことで、壬のサポートもより効果的になり、乙の自信にも繋がるでしょう。

乙と癸の相性

「花」の乙にとって癸は「恵みの雨」のように、サポートしてくれる関係性です。癸のサポートを受けることで乙は成長をしていきます。癸は乙を支えることに熱心になりすぎると花は多い水によって腐ってしまいます。癸は乙を甘やかしすぎず、適度な距離感を保つと良いでしょう。