この記事では、四柱推命の十干【丙（ひのえ）】の解説をします。命式の「日柱の干支」に「丙」がある人の性格・適職・恋愛傾向・相性をご紹介いたします。
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この記事は、黄色枠の「日柱の干支」に【丙】がある方向けの記事です。
丙（ひのえ）とは？
四柱推命は「干支暦（かんしれき）」と呼ばれる暦（古暦）を元に命式を算出しています。干支（かんし）は10個の天干（十干）と12個の地支（十二支）で構成されていて、十干のひとつが今回紹介する「丙（ひのえ）」です。
| 木 | 甲・乙 |
|---|---|
| 火 | 丙・丁 |
| 土 | 戊・己 |
| 金 | 庚・辛 |
| 水 | 壬・癸 |
丙は陰陽五行では「火」の「陽」で自然界で表すと「太陽」です。
丙の性格
丙のキーワード：中心人物・熱い・飽きっぽい・直感
明るさとカリスマ性
「太陽」を表す丙（ひのえ）の人は、どんな場でも自然と人々を惹きつけ、楽しませる中心人物になりやすい人です。また、目標に向かって突き進む丙は、グループやチームのリーダーに抜擢されることが多いでしょう。
素直な感情表現と立ち直りの速さ
太陽は自ら隠れることがないように、素直で率直な感情表現は、丙の大きな特徴でもあります。また、落ち込んでもすぐに立ち直る再起の速さ。ネガティブな感情をバネにして、常に前向きな行動を起こすことができるのが丙の長所でもあります。
調和と公平性を大切にする
リーダーとして、また仲間としての調和や平等を重視するところは、多くの人を惹きつける理由の一つとなっています。自然体で周りの人を惹きつけ、安心感を与える魅力があります。ただ、平和主義がいき過ぎると、自分の意見を主張するより周りの意見ばかり聞くことにも。バランスが重要です。
寂しがりやなサービスマン
丙には、寂しがり屋で、人のために尽くすサービス精神旺盛な一面もあります。おせっかいすぎると暑苦しいですが、それは寂しがりやがそうさせているのでしょうね。
丙の人の適職
エンターテイメント業界（タレント・俳優）
丙の人は目立ちたがり屋だったり、自然と人を楽しませる才能があります。舞台やスクリーンでの表現力が生きる職業が合っています。
サービス業・営業・マーケティング
接客や顧客サービスは、丙の人の人懐っこい性格と直感力が活かされる場です。カフェ、レストランのマネージャーやフロントスタッフなどが適しています。人との関わりを重視し、新しい挑戦を恐れない性格から、営業職やマーケティング職にも向いています。トレンドを先読みする能力も持っています。
クリエイティブ職・アート・芸術家
創造的な思考と行動力で新しいアイディアを形にできる職業。デザインや広告の世界では、そのセンスが高く評価されます。自己表現が豊かな丙は、画家や彫刻家など、自分の内面を表現できる芸術家としても活躍できるでしょう。流行を追い求める感性を活かし、ファッションデザイナーやスタイリストもオススメです。
イベントプランナー
大勢の前で堂々と振る舞える丙の人は、イベントの企画・運営が得意です。自らが中心となり、事を進める能力を発揮できるでしょう。
丙の恋愛傾向
情熱的で自分からアプローチ
丙は、一目惚れをしたり、すぐに感情が高まるタイプです。直感力が非常に強く、ピンと来た相手には積極的にアプローチをするでしょう。好きになった相手には運命を感じ、情熱的にアプローチして、お相手一直線です！
ロマンチック
丙は、ドラマや映画のような、ロマンチックな出会いを期待しているところもあります。「もしかしたら運命なのかも！」と思うと、一気に恋愛モードに変わります。
相手に求めるもの
丙の人は動き回るのが好きなため、共に様々な活動を楽しめるパートナーを求めます。アクティブな人との関係を特に好むので、スポーツやアウトドアが好きな人が理想です。また、同じように明るく前向きなパートナーが良いでしょう。丙の人は自己表現が豊かなので、パートナーにも愛情を表現してもらえると関係が長続きします。
理想の関係
丙の人は、コミュニケーションを重要視します。素直に伝え合える関係性が理想です。また、ロマンチックな恋愛が好きなので、サプライズをしあったり、記念日を大切にする人だとより良い関係が維持できるでしょう。感情が冷めやすい一面もあるため、イベントを楽しむことは丙の人にとってはとても大切です。
丙と他の十干の相性
丙と甲の相性
太陽がキラキラと木を育むように、丙は甲にとって、成長のカギを握るパートナーです。
丙のエネルギーは、甲の潜在能力を最大限に引き出してくれる相性です。甲にとって丙は、安心感を与える存在。アドバイスをもらいながら、一緒に大きく成長することができる素晴らしいパートナーです。
ただ、お互い、自己主張の強い性格同士のため、お互いを攻撃してしまうことも。感謝の気持ちを忘れずに誠意を持って接することで、より良い関係になれるでしょう。
丙と乙の相性
「太陽」の丙はその明るさとエネルギーで「花」の乙を支え、助けて成長させることができます。けれど、丙が近すぎると、その強すぎる太陽のような日差しは草花を枯れさせてしまいます。太陽が草花を優しく照らすように、乙の優しさやデリケートな性格を丙が理解し、適切に対応することが重要です。
丙と丙の相性
太陽同士の二人。一緒にいると非常に楽しい時間を過ごすことができます。けれど、同じように熱くなりやすい性格が原因で、一度衝突すると互いに譲ることが難しく、トラブルが修復しにくくなることもあります。また、丙同士はリーダーシップをとりたがる性質があるため、相手が主導権を握っているときはその場を譲ることも重要です。お互いの譲れないポイントを理解し、それを尊重することで、無理なく付き合うことができるでしょう。
丙と丁の相性
「太陽」の丙と「灯火」の丁はどちらも「火」の属性。困ったときはしっかりと支え合うことができる関係性です。お互いの異なる才能を引き出し合うことで、二人でいるとそれぞれの可能性がグッと広がります。けれど、同じ属性同士、自然と競争心が芽生えることも。丙がリーダーを務め、丁がそれを支えることで、それぞれの役割を最大限に活かすことができるでしょう。
丙と戊の相性
「太陽」の丙の人にとって「山」の戊が頼もしく、一緒にいて居心地良く感じますが、丙の人の方がサポートをしすぎて「自分ばっかり」なんて思いやすい相性でもあります。とはいえ、二人の相性は良いので、お互いの長所を引き立て合います。けれど、感情を溜め込みやすい戊の不満が爆発することもあるので、丙の人は意識的に話を聞いてあげると良いでしょう。
丙と己の相性
「太陽」の丙と「田畑」の己の関係は、己の人の落ち着きと丙の人のエネルギッシュな特性が、バランス良く混ざり合うことで、お互いにとって最適な状態が生まれる相性です。丙の人はその明るさとエネルギッシュさで己の人を励ますことができ、己の人はその安定感で丙の人に安心感を与えることができます。己の人が方向性に迷った時、丙の人が積極的にサポートしてあげることで、大きな成果を得ることができるでしょう。
丙と庚の相性
「太陽」の丙と「鉄」の庚は、相互に刺激を与え合う関係で、お互いに新たな発見ができる関係性です。庚の人は丙の人の良きサポーターとなります。逆に、丙の人は庚の人から知識や新しいアプローチ方法を学べる相性です。お互いの違いを活かして一緒に新しいものを創造することができるでしょう。お互いの意志が強すぎるため、疲れてしまうことがあるかもしれません。お互いの違いを認め合うことが、良い関係を続ける鍵となるでしょう。
丙と辛の相性
「宝石」の辛の持つ内面の強さと繊細な美しさは、活発で社交的な「太陽」の丙にとって大きな魅力となります。逆に、丙の外向的なエネルギーとカリスマ性は、辛が憧れる存在です。お互いの才能や個性が、さらに磨かれていくでしょう。一緒にいることで、それぞれが自分でも気づかなかった新たな魅力や可能性に目覚めることも。丙の人は直接的な感情表現をするので、繊細な辛の人との関係では言動に気をつけましょう。
丙と壬の相性
「海」の壬の冷静さと、「太陽」の丙の熱い情熱がうまく混ざりあい尊敬しあえる関係性です。お互いに、ストレートなコミュニケーションが可能です。ただ、お互い違う物質同士なので、新鮮でもあるし理解しがたい面もあるでしょう。お互いの存在が刺激になって、互いに成長する機会を提供できれば良い相性となります。
丙と癸の相性
「太陽」の丙と「雨」の癸は、自然界ではあまり一緒に共存しない関係性。お互いに強烈な印象を持つこととなります。癸の静かで内向的な性格は、活動的で外向的な丙にとっては理解しにくい部分が多いようです。お互いの性質を尊重しつつ、適度な距離を保つことが二人にとって快適な関係を維持する鍵となります。無理に一緒に行動を共にするのではなく、お互いが心地良いと感じる範囲での交流を心がけると良いでしょう。
