「表の私」「裏の私」なんて言いますが、「太陽」と「月」、「女性」と「男性」、「日向」と「日陰」のように様々ところに「裏表」が存在します。
今日はその陰陽論について私なりの解釈でお届けします。
陰陽論とは
陰陽論をwikipediaで調べてみると
陰陽(いんよう・おんよう・おんみょう、拼音: yīnyáng、英: yin – yang)とは、中国の思想に端を発し、森羅万象、宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から陰(いん)と陽(よう)の二つのカテゴリに分類する思想。陰と陽とは互いに対立する属性を持った二つの気であり、万物の生成消滅と言った変化はこの二気によって起こるとされる。このような陰陽に基づいた思想や学説を陰陽思想、陰陽論、陰陽説などと言い、五行思想とともに陰陽五行説を構成した。
このように書かれています。
わかりやすい言葉で言うと、
陽=ポジティブ
陰=ネガティブ
ポジティブな状態を「陽転」ネガティブな状態を「陰転」と言います。
鳥海流で言う「陽転」「陰転」とは
鳥海流では、「陽転」「陰転」という言葉が多く使われます。
・星の良い意味が当てはまっている
・仕事もプライベートも順調にいっている
・ヤル気に溢れ、気分が良い
・星の悪い意味が当てはまっている
・仕事もプライベートもうまくいっていない
・ヤル気も出ず、気分が落ち込んでいる
このように判断します。
しかし、「太陽は良い、月は悪い」と言わないように、陽転していることが良くて、陰転していることが悪いという訳ではありません。
今、陰転している(ネガティブ状態になっている)だけ
と捉えます。
ではなく、
と考えればOKです。
陰陽は自分次第
星にもそれぞれ陰陽が存在しています。一つの星に一つの意味ではないんです。
そして、どちらが出るかは、その人次第。
・この星とこの星があると陰転する
・この星があれば陽転しかしない
と”決まっていることなんてない”ということ。
なぜなら、羽生結弦くんは一人しかいないし、キムタクも一人です。
大きな怪我をした羽生くんは、その後、怪我や気持ちさえも乗り越え金メダルを取りました。さて、羽生くんと同じ生年月日の人は同じ状態になった時、
同じように思え、同じように華々しい結果を得ることができるでしょうか?
これって、なかなか難しいのでは?
つまり、星の意味はひとつに決まっておらず、自分の捉え方で変化するのです。
四柱推命を「使う」という視点
四柱推命をそのまま信じると、陰陽も決まっていることになってしまいます。
そうなると、運命も決まっていることになってしまいます。本当にそうなのでしょうか?
運命が占いで決まっているとしたなら、羽生くんと同じ生年月日の人は何故、羽生くんのような大スターになっていないのですか?
例えば、何かのキッカケで考えが変化したことってないですか?
「誰かのアドバイス」「読んだ本」「たまたま見たテレビ」などから、今までとは違った物の捉え方をすることは珍しくないはずです。
だから、四柱推命も
自分で選択することができるもの(使えるもの)
として利用してもらいたいと思っています。
「私はどうなりますか?」
「どんな運命ですか?」
と聞かれることが多いですが、占いで運命は決まっていないので
わたしは、どんな人生を歩みたいのだろう
占いの結果から人生を考えるのではなく、「自分の想い」から占いを活用していってほしいのです。
両方の意味を知っておく
星の意味に「陰陽」があり「この星は良くて、この星は悪い」は存在しません。
どんな星にも陰陽は存在する
なので、自分の持っている星の陰陽両方の意味を知り、
・今どちらに偏っているのかな
・もっと楽しく過ごすためにどんなことができるかな
・注意するにはどんな対処法があるかな
そんな視点を持って欲しいと思っています。
自分を知る、って周りに左右されない自分になる。という意味でもあります。
占いに使われるのではなく、占いを使える自分でありたいですね。