生年月日と出生時間から占う四柱推命。
今回は「四柱推命の流派」「鳥海流四柱推命」「同じ生年月日の人」について詳しく解説していきます。
四柱推命の様々な流派
今の日本には様々な流派が存在します。
・泰山流
・高木流
・透派
・武田流
・小山内式
・正玄流
・鳥海流
…など
結構多いな、と感じますよね。
流派による違い
流派による違いは様々です。
「蔵干」の取り方であったり、四柱で読むのか三柱で読むのか、十二運星を読むのか読まないのか…など細かい部分の違いがあります。
どれが正解でどれが間違っている、というのはありません。
どれが好きか、どれが自分に合っているか、で決めるといいと思います。
六星占術の方が当たる気がする、という方もいらっしゃるし、西洋占星術の方が…という方もいらっしゃいます。また、西洋占星術だって、ホールサインを変えれば見方が変わります。
もし、「四柱推命が当たる」のなら、なぜ流派はこんなにも多いのでしょうか…また、「当たる」とは何を意味するのか…なかなか難しいところだと感じます。
宗教もそれぞれ違いますし、仏教も宗派は様々ですよね。
この宗派は正解で、あちらは不正解とは言いません。だから、占いにも正解・不正解はありません。個人的には「好き」か「嫌い」でいいと思っています。
また、それぞれ「四柱推命」と言っていたり「子平学」と言っていたり「推命学」と言っていたり呼び方も様々です。
鳥海流四柱推命でわかること
私がこのブログで主に紹介しているのは『鳥海流』の解釈です。
鳥海流では下記のことが生年月日からわかります。
- 性格
- 自分らしい生き方
- 第一印象
- 祖先から受け継いだもの
- 適職(仕事の内容、仕事のスタイル)
- オフィシャルな自分
- 素質
- 才能
- 異性運
- 好きになる異性の特徴
- 結婚のご縁
- 相性
- 人生のテーマ
- 人間関係
- 行動パターン
- 宿命
- 両親との関係性
- 運勢(1日、1か月、1年、10年)
- 訪れる人生の岐路と年代
など…
これらの結果から、より自分の能力を発揮しやすい場所や環境を整えたり、運勢を味方につけチャレンジしやすい時期や休む時期を把握して行動計画をすることができます。
同じ生年月日の人の場合
生年月日で占うということは、
と疑問がわいてもおかしくないかと思います。
私にはちょうど同じ生年月日の友人がおりますが、彼女はあまり人見知りはありません。私は初対面の人とは距離を置く傾向があります。それに、全く同じ運命をたどることはありませんでした。
- 生まれ持ったDNA
- 生まれた環境
- 育った環境や人間関係
- 本人の選択
- 後天的な好き嫌い
- 考え方
こういったものが大きく関わるため、同じ仕事に就くことや似たような人と結婚するといったことはありません。
これは、双子でも同じです。
同じように育てていても、その子が「どう感じるか」「どう思うか」「どれを選ぶか」は一人一人違います。
最近の科学では、「上の子」と「下の子」で反応が違うことがわかっています。なので、同じ生年月日だからと言って、全く同じようになる訳ではない、ということですね。
遺伝学では、同じ環境で育った一卵性双生児は違った性格になる確率が高く、全く別の環境で育った一卵性双生児は同じような性格になる確率が高かったという研究があります。
まとめ
- 同じ「四柱推命」でもたくさんの流派が存在する
- 流派によって鑑定結果も様々
- この世に「正解」がないのと同じで、占いにも「正解」は存在しない
- 「流派の違い」は蔵干や十二運星など色々な違いがある
- 同じ生年月日でもDNAや育った環境などにより同じ人生にはならない
- それは双子にも言えること
占いはとても歴史が長く、何千年もの間、研究されてきたものです。
その中でそれぞれの国の慣習や考え方などの違いによりたくさんの占術が生まれました。また、同じ占術でも同じ流派でも先生が違えば考え方も異なります。
そのため、同じ流派だったとしても鑑定で言われる言葉も違うでしょう。正解がないのが占いで、その占術者の「思い込み」や「願い」などが反映されることがよくあります。
「何を信じるか」ではなく、「何が自分にとって心地良いか」で判断されると良いと思います。