今回は、恋愛運と結婚運の見方、結婚を邪魔する星と国際結婚について鑑定方法を詳しく解説いたします。
今回の記事は以下のようなお悩みがある方にオススメです。
・結婚につながる恋愛ができない
・結婚できるか不安がある
・恋愛がヘタで結婚運がある気がしない
・国際結婚をしたいけどチャンスがあるのか知りたい
・恋愛の星、結婚の星がない場合どうしたらいいのか知りたい
それでは、まいりましょう!
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恋愛と結婚は違うのか
「恋愛の延長線上に結婚がある」と考えている人もいれば「恋愛と結婚は別」と考えている人もいると思います。
「1番好きな人より2番目の方が結婚はうまくいく」って人がいたり、「好きになるより好きになられた人と結婚した方が幸せ」って人がいたり、、、
10人いれば10人違うと思うのですが、鳥海流四柱推命では、「恋愛」と「結婚」は別で考えます。
というのも、「恋愛」を表す星と「結婚」を表す星は違うからです。
「恋愛」を表す星があっても「結婚」を表す星がない人もいます。また逆に「恋愛」の星がなくて「結婚」を表す星がある人もいます。
もちろん、どちらの星もある人もいればどちらの星もない人もいるわけです。
恋愛の星と結婚の星
まずは、恋愛の星と結婚の星をご紹介します。
<恋愛の星>
- 男性の場合「偏財」
- 女性の場合「偏官」
<結婚の星>
- 男性の場合「正財」
- 女性の場合「正官」
「正」には、固定や正常といった意味が含まれます。なので、結婚は「正」の星。
「偏」は”偏る(かたよる)”といった意味があります。つまり、”正常からズレている”ということで不倫相手を指したりもします。
なぜ財星が男性の恋愛・結婚運なのか
男性の場合は、恋愛や結婚を「財の星」で見ます。それは比肩を自分自身として見た時に比肩から抑制を受けるのが「財の星」だからです。
下記図をご覧ください。青の矢印はエネルギーを与えているのに対し、黄色い矢印はその先の星を攻撃したり抑制したりするとして見ます。財星は自分から攻撃されていますね。
女性は男性から抑制を受ける、という意味で男性から見た「財の星」は「女性運」を見ることになったようです。
なぜ官星が女性の恋愛・結婚運なのか
一方、女性の場合は、「官の星」で恋愛と結婚を見ます。さっきの図をご確認いただくと「官の星」は自分自身を表す比肩を抑制してくる星です。(官星からの黄色い矢印が自分の方へ伸びています)
実際、女性は赤ちゃんができれば10ヶ月の間、自由にできませんものね。
ですから、私(女性)を抑制してくる「官の星」ということで、女性から見た「官の星」は「男性運」として見るようになった、ということです。
結婚運の見方
では、実際に結婚運を読んでみます。
命式に「恋愛の星」があれば”恋愛運がある(恋愛のチャンスがある人)”と読みます。「結婚の星」があれば”結婚運がある(結婚のチャンスがある人)”と読みます。
年柱・月柱・日柱で見る
鳥海流ではあまり見ませんが、命式の場所にも注目してみます。
- 年柱の通変星か蔵干通変星にあれば20代までを表します。
- 月柱にあれば、30代〜50代を表します。
- 日柱にあれば、60代以降を表します。
- 2つあれば、2回チャンスがあると読みます。
- 3つあれば、3回です。
通変星・蔵干通変星で見る
また、通変星は「表面に現れるもの」蔵干通変星は「表面からわからないもの」といった読み方があります。
ですから、通変星にあれば「公に紹介できる人」として読み、蔵干通変星にあれば「公に紹介できない人」として読むことがあります。
「公に紹介できない人」というのは恋愛の星であれば不倫相手や浮気相手、結婚の星であれば別居しているとか認知しているお子さんの親とかですかね。
昔だと、側室とかを意味します。
結婚を邪魔する星
ちなみに、「結婚を邪魔する星」というのがあります。
女性の結婚を邪魔する星
女性の場合は「傷官」です。
読んで字の如く、「官を傷つける星」です。「夫を表す正官を傷つける星、それが傷官です。
傷官というのは、自分自身を表す比肩からエネルギーが放出される星です。
自分から出ていく星なので、傷官と兄弟の星の食神も合わせて「表現の星」なんて言われています。
食神の表現は明るく軽やかなのですが、傷官の表現は繊細で尖っています。ですから、「芸術の星」とも言われているのですが感情の起伏が激しいためヒステリーを起こしやすい星でもあります。
尖った表現やヒステリーから男性を傷つけてしまい結婚につながらない。ということなのです。
何か思い当たることがあるのであれば、その繊細で芸術的な感性をお仕事やプライベートで十分に活かすことです。
あとは、傷官を抑制するのは「印の星」なので、知識を増やすことですね。アンガーマネジメントはまさに、管理不能な傷官を知識の印星でコントロールすることです。
男性の結婚を邪魔する星
では、男性版の「結婚を邪魔する星」とは?
それは、「比肩」や「劫財」です。(鳥海流では見ません)
「比肩」や「劫財」は他人やライバルを表します。そのため、比肩や劫財が2つ以上ある人は既に付き合っている人がいる女性や結婚している女性に興味を持つと読んだりします。
手に入りにくいからこそ燃えるのかもしれません。
国際結婚のご縁の見方
では、国際結婚についてはどうでしょうか。
国際結婚にご縁がある命式の見方は8つです。
- 「偏印」がある
- 「沐浴」がある
- 「比肩」「劫財」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 「食神」「傷官」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 「偏財」「正財」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 「偏官」「正官」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 「偏印」「印綬」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 日柱に「駅馬」がある
偏印と沐浴
まず、「偏印」と「沐浴」には海外の意味があります。
もちろん、偏印や沐浴を持っている人全員に「海外の縁がある」というわけではないのですが様々な意味の中のひとつに「海外」があるのです。
ですから、「偏印」か「沐浴」がある人は海外に興味を持つ人が多いため国際結婚のご縁があると読みます。
また、場所に着目してもいいでしょう。年柱にあれば20代まで、月柱にあれば30代〜50代、日柱にあれば60代以降と読んでみます。
4つ以上ある人
次に命式の中に
- 「比肩」が4つ以上
- 「劫財」が4つ以上
- 「比肩」と「劫財」合わせて4つ以上
- 「食神」が4つ以上
- 「傷官」が4つ以上
- 「食神」と「傷官」合わせて4つ以上
- 「偏財」が4つ以上
- 「正財」が4つ以上
- 「偏財」と「正財」合わせて4つ以上
- 「偏官」が4つ以上
- 「正官」が4つ以上
- 「偏官」と「正官」合わせて4つ以上
- 「偏印」が4つ以上
- 「印綬」が4つ以上
- 「偏印」と「印綬」合わせて4つ以上
この場合も「海外に縁がある」と読みます。
特に「比肩」と「劫財」は留学していたり、移住していたりする人が多く国際結婚の方がうまくいく、と読んだりします。
日柱に駅馬がある
そして、最後は鳥海流では使いませんが日柱に「駅馬」がある場合です。
駅馬は旅行や移動を表す星です。
日柱は配偶者を表すため、自分の移動や旅行を意味するより配偶者が移動や旅行の多い人もしくは海外の人と読みます。
- 年柱の十二支が「申・子・辰」の場合、日柱の十二支が「寅」の人
- 年柱の十二支が「寅・午・戌」の場合、日柱の十二支が「申」の人
- 年柱の十二支が「亥・卯・未」の場合、日柱の十二支が「巳」の人
- 年柱の十二支が「巳・酉・丑」の場合、日柱の十二支が「亥」の人
恋愛の星・結婚の星がない場合
最後に恋愛の星や結婚の星がない場合についてどのように判断していくかお伝えします。
命式の中に恋愛の星や結婚の星がない人は結構な割合でいます。私も鳥海流で出す命式にはありません。でも、結婚しています。
その場合、次回ご紹介する「運勢」から恋愛や結婚のチャンスを見ます。
ですから、四柱推命は命式だけ読めてもダメで運勢も読めてやっと具体的な鑑定ができます。仕事運も健康運も同じです。
命式だけではなく運勢も見て鑑定していくと人生の節目や具体的なことが見えてきます。
まとめ
ということで、今回のまとめです。
- <恋愛の星>
男性の場合「偏財」
女性の場合「偏官」 - <結婚の星>
男性の場合「正財」
女性の場合「正官」 - <年柱にある場合>
20代までにチャンス - <月柱にある場合>
30代〜50代にチャンス - <日柱にある場合>
60代以降にチャンス
- 女性の場合「傷官」
- 男性の場合「比肩や劫財を複数持つ」
- 「偏印」がある
- 「沐浴」がある
- 「比肩」「劫財」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 「食神」「傷官」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 「偏財」「正財」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 「偏官」「正官」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 「偏印」「印綬」どれかまたは両方が4つ以上ある
- 日柱に「駅馬」がある
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次回は、運勢からの見方をご紹介いたします。