今回は、お客様から「お金の不安」「お金に困らなくなる方法」について相談された時の鑑定方法を詳しく解説いたします。命式のどこを見て「不安の払拭方法」「お金に困らなくなる方法」を鑑定していくかお伝えしていきますね。
今回の記事は以下のようなご相談にオススメの記事です。
お金に対して不安がある
思うように稼げていない
お金に困らなくなる方法について知りたい
お金に対して不安になってしまう命式はあるのか
まず、「お金に対して不安になる星」や「命式」はありません。
お金を表す”「正財」や「偏財」が命式にない”ということはよくありますが、だからと言ってお金に対して不安になる訳ではないんです。
命式と感情は別物です。命式や運勢によって”お金に困ることがある”と読むことはあります。でも、同じ命式や同じ運勢の人全員がそれによって不安を感じることはありません。
不安はどこからやってくるのか
では、不安はどこからやってくるのでしょう?
「不安」について調べてみると、「曖昧な状態」や「ピンチな状態」などが続く時に「不安」を感じるのだそうです。
確かに、お金というのは曖昧ですよね。「いつでも、欲しいだけそこにある」というのなら、安心して過ごせるでしょう。でも、「老後の2,000万円問題」などを見聞きすると、なんだか不安になってきます。
四柱推命的に見る「不安になりやすい時」
「曖昧な状態」や「ピンチな状態」が続くと「不安」を感じる、とのことですが、鳥海流四柱推命の場合、以下の状態の時に状況や心が不安定になりやすいと判断します。
運勢に納音や天剋地冲、天中殺(空亡)・大運天中殺(空亡)などが巡ってきている
陰転している(星の意味があてはまっていない)
実際の鑑定では、上記に当てはまっているところを確認し、その箇所の開運方法をお伝えしていきます。
四柱推命的に見る「不安の払拭方法」
(1)運勢に納音や天剋地冲が巡ってきている
納音(なっちん)は「白紙に戻る」、天剋地冲(てんこくちちゅう)は「状況が不安定になる」といった意味の運勢です。
このような運勢を説明すると心配をされる方が多いと思います。また、別のところで鑑定を受けて「どうすればいいか」と相談を受けることがあるでしょう。
実は「納音」や「天剋地冲」はその象意を自ら起こすことによって、悪いことを回避するといった考え方があります。
つまり、白紙に戻ることをしたり、状況を不安定にさせることによって、悪い運勢の意味を使い果たしてしまおうということです。
「納音」や「天剋地冲」の時のオススメ方法
- 引越しをする
- 旅行へ行く
- 転職をする(新しい事業を始める)
もし、離婚を考えているようであれば「離婚」も白紙や状況の不安定さを表しますのでオススメです。
(2)運勢に天中殺(空亡)が巡ってきている
天中殺(空亡)は、運勢が落ち込みやすいことを表します。
文字に「殺」と入っているので、恐ろしい感じがしますが、必ずしも恐ろしいことが起こる訳ではなく、逆に「大記録」などは天中殺中に出ることがあったりします。天がないので、どこまでも突き抜けていくと考えることもできるんです。
どうせだったら、突き抜ける方向で運勢を変えていきたいですね。
「天中殺(空亡)」の時のオススメ方法
- 掃除
- 瞑想
- がむしゃらな勉強
- 人生の振り返りを行い改善できることを考える
- 世のため・人のためを意識し相手が喜ぶ行動を取る
- 自我を通すより流されてみる
心が不安を感じている時は、余裕もなく周りに左右されやすくなっているので、まずはリラックスをして心を落ち着かせることが大事ですね。そして、目の前に集中することで気の乱れを抑制します。
(3)大運天中殺(空亡)が巡ってきている
大運天中殺(空亡)の定義は流派により様々ですが、鳥海流の場合は「入りの5年」「中10年」「出の5年」で考えます。特に、「入りの5年」と「出の5年」は不安定になりやすい時と読みます。(中の10年は大ブレイクする可能性があると読みます)
「入りの5年」「出の5年」の時のオススメ方法
- 困ったことがあれば周りに相談する
- 体調が悪い時には休むか病院へ行く
- 大きな環境変化を起こさない
とにかくストレスが大敵なので、ストレスになるようなことは控えた方が良いですね。
(4)陰転している(星の意味があてはまっていない)
最後は、陰転している場合です。
鑑定が難しいと感じる方が多いようですが、ほとんどの場合、先ほどのように悪い運勢が巡ってきているか陰転しているかのどちらかです。
陰転している箇所がわかれば、その星の陽転方法をお伝えすればいいですし、陰転している箇所がわからなくても、それぞれの星の陽転方法をお伝えすればOKです。
通変星別陽転方法
- 比肩(尊敬できる人と一緒にいるようにする、目標をみつける)
- 劫財(明確で大きな目標をみつける、長期的に考える)
- 食神(料理の腕を上げる、趣味をみつける)
- 傷官(資格を取る、技術を磨く)
- 偏財(人脈を大切にする、パーティーなどを開く)
- 正財(貯金する、計画性を身に付ける)
- 偏官(運動を始める、副業を始める)
- 正官(清潔にする、家族を大切にする)
- 偏印(なんでもチャレンジする、旅行をする)
- 印綬(読書や勉強をする、行動を起こす)
実際には、十干や十二運星、六天中殺(空亡)の陽転方法もありますので、かなりたくさんの陽転方法をお伝えできるかと思います。
四柱推命的に見る「お金に困らなくなる方法」
では、最後に「お金に困らなくなる方法」について考えてみます。お金に困っているので、「金運を上げる方法」をお伝えすれば良いですね。
「金運が良い星」は鳥海流では、「食神」「偏財」「正財」です。つまり、この3つの星の陽転方法をお伝えすればOKという訳です。持っている人はもちろん、持っていない人もその星の陽転方法を実践することで補うことができると考えるからです。
他にも、鳥海流の天中殺周期を使って「金運を上げる方法」をお伝えすることができます。
簡単に「天中殺周期ごとの金運を上げる方法」をまとめると以下の通り。
天中殺周期ごとの金運を上げる方法
- 夜明けの時期(水回りの掃除)
- 進化の時期(台所の掃除)
- 決意の時期(自己実現に投資する)
- 休息の時期(玄関の掃除)
- 青春の時期(大切な人をおもてなしする)
- 空転の時期(スキルアップのためにお金を使う)
- 飛躍の時期(目標を立てる)
- 絶好調の時期(水回りの掃除)
- 頂点の時期(学習意欲を向上させる)
- 忍耐の時期(寄付やご馳走をする)
- 陰徳の時期(寝室をシンプルにする)
- 修行の時期(植物を育てる)
今回は簡単にまとめてみましたが、実際にはもっと金運を上げるためにできることがあります。毎年運勢が変わることを考えると、毎年鑑定にきてもらった方がいいですね。
現在の天中殺周期を知りたい方はこちらがオススメです↓
https://kiwami611.info/kanteisyo/
まとめ
ということで、今回はお金をテーマに「不安の払拭方法」と「お金に困らない方法」の鑑定方法をお伝えしました。
・悪い運勢が巡ってきている場合はその運勢の対処法をお伝えする
・それぞれの星の陽転方法をお伝えする
・金運の良い「食神」「偏財」「正財」の陽転方法をお伝えする
・天中殺周期の金運についてお伝えする